C01:技能発達班が「第6回技能習得と発達についての人類学的研究研究会」を開催しました

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第6回技能習得と発達についての人類学的研究研究会

開催日時:2023年5月16日(火)10:00-12:00

開催場所:京都大学 共同棟5階504室(ハイブリッド)

使用言語:日本語

プログラム:
10:00-11:00  田中綾華さん(京都大学)
「タケ製気鳴楽器オイサとその演奏集団ーエチオピア西南部アリ地域を事例として」

11:00-11:30 金子守恵「2023年度 技能発達班研究計画について」

報告概要:
本発表は、2022年10月に実施した予備調査をもとに、エチオピア西南部高地に暮らすアリの人が演奏するタケ製気鳴楽器オイサ(woysa)の特性とその演奏集団や活動の特徴をあきらかにすることを目的とする。予備調査の結果、オイサを中心とした音楽演奏が、行政主導で組織化され、村を離れた場面で注目される状況があきらかになった。演奏場面の動画撮影、録音、インターネットを介してそれらのデジタルデータを集団所属者自身が発信できる環境にあることも含めて、オイサを中心とした音楽演奏やその組織は、これまでとは異なる文化、社会、政治的状況に置かれている。今後の本調査では、参与観察を介してオイサの演奏技術を学びながら、前述した状況下における演奏技術習得の過程や、P村を事例としたエチオピアにおけるコミュニティの音楽実践について検討したい。