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  2. A03 臨床心理班(臨床心理学)

研究課題

認知機能からみたこころの健康へのアプローチ:予防とレジリエンスのために

研究概要

認知機能という観点から、思春期から成年早期に変化が認められる統合失調症および青年や成人とくに高齢期までの脳器質性疾患、認知症や気分障害について検討する。これらの疾患では認知機能障害がしばしば認められることが知られており、日常生活機能や精神機能の維持および社会復帰には認知機能の問題が大きいと考えられる。予防的な観点から、青年や健常成人のメンタルヘルスと適応性の調査を行ない、認知予備力や認知機能活性の介入による効果を検討する。さらに、神経疾患、脳損傷患者および精神疾患の認知の障害される機能と温存される機能を明らかにする。また、これらの患者の認知機能と認知予備力の関連を検討し、社会復帰や術後回復力の予測データを構築する。さらに、認知機能・認知予備力と脳構造・脳機能との関連を検討することにより、神経可塑性への寄与を明らかにする。このことにより、新しい生涯観の下で人間の一生を支える脳とこころの機能維持に資する機構の解明に寄与することをめざす。(A03班代表:松井三枝)

研究組織

  • 代表者:
    松井 三枝(金沢大学国際基幹教育院臨床認知科学・教授)
  • 分担者:
    吉澤 浩志(東京女子医科大学脳神経内科・准教授)
    菊谷 まり子(金沢大学国際基幹教育院・准教授)
    中田 光俊(金沢大学医薬保健研究域医学系・教授)
    木下 雅史(金沢大学附属病院・講師)
  • 協力者:
    斎藤 大輔(安田女子大学 心理学部・准教授)
    滝口 雄太(金沢大学国際際基幹教育院・研究員)
    蝦名 昂大(金沢大学国際際基幹教育院・協力研究員)
    堂本千晶(金沢大学国際際基幹教育院・研究員)
  • 院生:
    相上 律子(金沢大学大学院臨床認知科学研究室博士課程)
    周 意(金沢大学大学院臨床認知科学研究室博士課程)
    原田 円(金沢大学大学院臨床認知科学研究室博士課程)

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