研究課題
ウェルビーイングの規定要因に関する実証的研究
研究概要
本研究では、本領域「生涯学」がめざす「豊かな人生を享受できる超高齢社会を実現するための科学的基盤の解明」とその成果の「社会実装」に向けて、現代日本社会における「豊かな人生」つまり「ウェルビーイング(幸福感・健康感など)の高い人生」の社会的要因をさぐる。
具体的には、生涯全体にわたる視点から、私的・公的サポートとウェルビーイングの関係に着目する。つまり幼少期から青年期、壮年期、高齢期にかけて、ライフステージの各時期にどのような私的サポート(家族や友人など身近な人からのサポート)や公的サポート(保育・教育・就労支援・介護など)を受けることが、その後の人生でのウェルビーイングにどのように影響するのかを検討する。
そのために、生涯の各時期に受ける私的サポートと公的サポートを詳細に把握する、日本で初めての大規模な質問紙調査を実施する。それにより、どのような社会関係や支援が「ウェルビーイングの高い人生」をもたらすのかを検証し、実践的・政策的示唆を得ることをめざす。(B02班代表:柴田悠)


研究組織
- 代表者:
柴田 悠(京都大学大学院人間・環境学研究科・教授) - 協力者:
三谷 はるよ(大阪大学大学院人間科学研究科・准教授)
藤原 翔(東京大学社会科学研究所・准教授)
平野 孝典(桃山学院大学社会学部・准教授)