1. ホーム
  2. C02 ヒトモノ班(文化人類学)

研究課題

生涯を通したヒト-モノの関係性の生成と変化に関する人類学的研究

研究概要

本研究班では、日本やオセアニアの諸社会において身体や認知の障害を軽減したり、性差による生理的変化や社会的役割に対応したりする際に使用・装用されるモノに着目し、1) それらが社会に導入され個々の身体に馴染んでゆく過程、2) それらを用いる人びとの用法や動作の変化、3) それらを身につけ用いながら生きてゆくことに対する社会的評価、を行動観察やインタビューを主とした継続的な参与観察により明らかにする。障害や性差といったそれぞれの身体や生活の状況に応じたモノとの関わりに焦点をあてることで、成長から衰退へといった一元的な発達モデルを問い直すとともに、各社会の事例から新たな生涯観を打ち出す鍵を探り出す。(C02班代表:倉田誠)

研究組織

  • 代表者:
    倉田 誠(東京医科大学医学部・准教授)
  • 分担者:
    風間 計博(京都大学大学院人間・環境学研究科・教授)
    安井 眞奈美(国際日本文化研究センター・教授)
    新本 万里子(広島市立大学・客員研究員)
    紺屋あかり(明治学院大学国際学部・専任講師)
    山本健太(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・助教)
    佐野 文哉(人間文化研究機構人間文化研究創発センター・研究員/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・客員研究員)
    佐本英規(筑波大学人文社会系・助教)
    飯嶋秀治(九州大学人間環境学研究院・准教授)
    四條真也(関東学院大学国際文化学部・専任講師)
  • 協力者:
    桑原 牧子(金城学院大学文学部・教授)
    大室 和也(AAR JAPAN・佐賀事務所長)
    吉田広毅(関東学院大学国際文化学部・教授)
    岡田英志(NPO自助具の部屋・代表理事)
    渡辺崇史(日本福祉大学健康科学部・教授)
    清水聰一郎(東京医科歯科大学医学部・主任教授)