A01:生涯学・知覚認知心理班が第6回生涯学知覚認知研究会を開催しました

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第6回生涯学知覚認知研究会

日時:2021年5月17日

開催場所:熊本大学文学部F棟(対面とオンラインにて開催)

報告者:原田新也

報告概要:これまで行った両眼傾き対比に関する実験の結果を報告し,高齢者の研究においてどのような展開が考えられるのかを議論した。両眼傾き対比とは,ステレオグラムの観察時に見られる同時対比効果である。これまで行った研究の一部として,短時間呈示の場合には,先行研究の仮説(手がかり矛盾仮説: van Ee, Banks, & Bucks, 1999)では説明できないことを示した論文について紹介した。また,高齢者を対象とした場合,他の同時対比効果では高齢者の錯視量が大きくなるという先行研究 (Nguyen & McKendrick, 2016) や,報告の方法が運動課題である場合に,錯視量が増大するという先行研究 (Hibbard & Bradshaw, 2006) を紹介し,高齢者を対象とした両眼傾き対比の研究の展開について議論した。