2023年11月19日-21日、東アジア生涯学習研究フォーラムを開催します

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東アジア生涯学習研究フォーラム
開催日時:2023年11月19日(日)- 21日(火)

開催場所:沖縄県名護市〔屋部公民館(19 日)、名護博物館(20 日)等〕

テーマ:集落・社区・マウルの自治と生涯学習政策

主催:
文部科学省科学研究費 学術変革領域研究(A)計画研究「生涯学習計画に関する国家政策
および地域主導計画の東アジア的視座からの検証」(20H05808)
・東京・沖縄・東アジア社会教育研究会(TOAFAEC)

趣旨:
沖縄は、第二次大戦・地上戦の惨禍をくぐり、集落の共同をベースに復興の「地域おこし」
に取り組んできた。戦後は米占領政策下にあり、「本土」の戦後教育改革が及ばなかったこ
とから、本土で展開された公的社会教育の条件整備は現れない。ほとんどの地域が集落公民
館を拠点に自力再生の努力を重ねてきた。そして近年、本土において地域「共同」が次第に
薄れていくのに対して、沖縄では、集落公民館を基盤とした、いわば「共同」の現代的展開
が新しい動きとなってきた。
また、本フォーラム会場となる名護で展開されてきた社会教育は、博物館・図書館を拠点
として活動が拡がり、集落文化の再生だけでなく、在来資源の保存の努力を重ねて産業振興
(アグー豚等)にもつながったり、市史編纂室が拠点となって、集落単位の地域史(字誌)
づくりが大きな潮流となるなど、「本土」には見られない独特の展開がみられる。
こうした特徴を持つ沖縄の社会教育に、東アジアの社会教育・生涯学習研究者が集って学
び論議し合い、各地の集落・社区(中国)・マウル(韓国)の自治と活動を育む生涯学習政
策をめぐっての研究協議を行う。あわせて、いまなお大きな基地負担を背負わされていると
ころから発せられている、平和を求める沖縄の心を、東アジア・レベルの連帯のなかで確か
めあう。
なお、本企画は、学術変革領域研究「生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の
刷新」(研究代表者・月浦崇)の一計画研究「生涯学習に関する国家政策および地域主導計
画の東アジア的視座からの検証」(研究代表者・石井山竜平)の助成を受けて実施するもの
である。

参加申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeGat88ohGy3hCAdWMlDpHYWbAAMqB7
       ※申し込み受付は10月18日までとなります。